カメムシの発生時期はいつから
カメムシとは〜臭いや大量発生の原因〜

カメムシは、山間部に多く、「臭い虫」として有名な虫です。この臭みゆえに、「クサムシ」や「こき虫」という俗称があります。
カメムシは一体なぜ臭いを発するのでしょうか。
カメムシの臭いは、敵の攻撃など外部からの刺激を受けると分泌液が出され、悪臭を発します。
そのため、捕食者に対する防御の意味合いがあると考えられています。
また、一匹が臭いを発すると、周辺のカメムシが逃げ出す現象が見られることから、仲間に向けた警報の役割も果たしていると言われています。
基本的に、カメムシの生息地は山間部の林や、田んぼのある住宅街などです。
田舎に多い虫ですが、東京など都心部でも姿を見せることがあります。
ときどき、カメムシの大量発生が生じることもありますが、その原因は温度の関係や、主食のスギやヒノキが豊作だったかどうか、といったことと関連しているようです。
なぜ、今夏はカメムシが大量発生しているのか。滋賀県病害虫防除所の担当者は「昨冬が記録的な暖冬で越冬しやすい環境になり、冬を越した成虫が出てきている」と推測する。気象庁によると、昨冬(昨年12月~今年2月)の西日本の平均気温は、平年より2度高く、観測史上最高の暖冬だった。
大きな原因がもうひとつ考えられる。この2種は果汁も吸うが、本来の主食はスギやヒノキの果実だ。昨年はスギやヒノキの果実が豊作だったため、越冬に臨む個体が多くなったとみられるという。
カメムシの発生時期
それでは、カメムシはいつ頃から発生するのでしょうか。
カメムシが発生する季節は、地域によっても異なりますが、だいたい春と秋の二回となります。
繁殖期は6月の梅雨頃で、戸外の植物の上などで繁殖行動が行われ、産卵を経て夏場の7月頃に成虫が活動を始めるようです。
秋に入ると越冬の準備を行うために暖かい家々に入ってくることもあり、また冬が終わり、春頃に活動するようになります。
ただ、夏場も活動はしているので、洗濯物にくっついたり、部屋に入ってくることもあります。
カメムシの寿命は、長くて一年半くらいだと考えられています。
カメムシの虫除け対策としておすすめのハーブに、ミントやクローブなどが挙げられます。